情報セキュリティスペシャリスト平成21年秋期 午前Ⅱ 問1

問1

チャレンジレスポンス方式として,適切なものはどれか。
  • SSLによって,クライアント側で固定パスワードを暗号化して送信する。
  • トークンという装置が表示する毎回異なったデータをパスワードとして送信する。
  • 任意長のデータを入力として固定長のハッシュ値を出力する。
  • 利用者が入力したパスワードと,サーバから送られてきたランダムなデータとをクライアント側で演算し,その結果を確認用データに用いる。
  • [出題歴]
  • 情報セキュリティ H20春期 問42

分類

テクノロジ系 » セキュリティ » 情報セキュリティ

正解

解説

チャレンジレスポンス方式は、通信経路上に固定パスワードを流さないようにすることで盗聴によるパスワードの漏えいを防ぐことができる認証方式です。

チャレンジレスポンス方式では以下の手順で認証を行います。
  • サーバはクライアントから要求があるたびに異なる予測困難な値(チャレンジ)を生成して保持するとともに、クライアントへ送る。
  • クライアントは利用者が入力したパスワードのメッセージダイジェストを計算し、(1)でサーバから送られた"チャレンジ"と合わせたものから、さらに、メッセージダイジェスト(レスポンス)を計算する。
  • クライアントは(2)で生成した"レスポンス"と利用者が入力した利用者IDをサーバに送る。
  • サーバは、クライアントから受け取った利用者IDで利用者情報を検索して、取り出したパスワードのメッセージダイジェストと(1)で保持していた"チャレンジ"を合わせたものから、メッセージダイジェストを計算する(レスポンス照合データ)。
  • サーバは"レスポンス照合データ"とクライアントから受け取った"レスポンス"とを比較する。
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  • チャレンジレスポンス方式では、固定パスワードとサーバから送信された乱数(チャレンジ)を組合わせたものをハッシュ化してサーバに返信します。
  • 時刻同期式ワンタイムパスワードの説明です。
  • ハッシュ関数の説明です。
  • 正しい。
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