令和元年秋期試験問題 午前Ⅱ 問25

システムの本番移行が失敗するリスクに対するコントロールを監査するときのチェックポイントはどれか。

  • システム運用段階で新システムの稼働状況がレビューされ,その結果についてシステム開発部門及び利用部門の責任者の承認が得られていること
  • システム開発段階で抽出された問題への対策が,次期システム改善計画に反映されていること
  • システム企画段階で,システムの投資対効果が評価されていること
  • 利用部門を含めた各部門の役割と責任を明確にした本番移行計画が作成されていること
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分野:マネジメント系
中分類:システム監査
小分類:システム監査
解説
移行とは、システム/ソフトウェアを新しい運用環境に移すことを言います。円滑な移行を実現するためには、移行手順、必要な資源、リスク、対策を明確にした移行計画を作成する必要があります。移行計画は、関連部門の責任者及びプロジェクト委員会等に承認された後、関係者全員に通知されます。

移行には運用部門や保守部門の協力も必要であり、予想外の事態に至った場合も含めて、それぞれが担う役割と責任の所在を明確にしておかなければなりません。誰が何を行うのかが曖昧な状況では移行が失敗するリスクが高まります。
  • システム運用のチェックポイントです。
  • システム開発のチェックポイントです。
  • システム化計画のチェックポイントです。
  • 正しい。システム移行では、適切な移行計画が作成されていることがチェックポイントとなります。

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