令和5年春期試験問題 午前Ⅰ 問21

システム監査基準(平成30年)における予備調査についての記述として,適切なものはどれか。

  • 監査対象の実態を把握するために,必ず現地に赴いて実施する。
  • 監査対象部門の事務手続やマニュアルなどを通じて,業務内容,業務分掌の体制などを把握する。
  • 監査の結論を裏付けるために,十分な監査証拠を入手する。
  • 調査の範囲は,監査対象部門だけに限定する。
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分野:マネジメント系
中分類:システム監査
小分類:システム監査
解説
  • 監査人が現地に赴いて確認する現地調査法は、監査技法のひとつにすぎません。関連する文書や資料等の閲覧、監査対象部門や関連部門へのインタビューなどの手法で予備調査をすることもあります。
  • 正しい。予備調査によって把握するべき事項には、監査対象(情報システムや業務等)の詳細、事務手続やマニュアル等を通じた業務内容、業務分掌の体制などがあります。
  • 監査証拠を入手するプロセスは本調査です。予備調査では本調査のために必要な情報を事前に入手するために行われます。
  • 監査対象部門のみならず、関連部門に対して照会する必要がある場合もあります。

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