令和7年春期試験問題 午前Ⅰ 問27
問27解説へ
クラウドで学習し,エッジデバイスで推論する機械学習ベースのエッジAIにおいて,エッジデバイスで行われる推論処理として,適切なものはどれか。
- 一定の環境の中で試行錯誤を行い,行動に報酬を与えることで学習するプロセス
- 学習したモデルに従い,実際にデータの識別などを行うプロセス
- 識別などを行うためのモデルを,正解のラベルを付けたデータによって作成するプロセス
- 識別などを行うためのモデルを,正解のラベルを付けないデータによって作成するプロセス
正解 イ問題へ
分野 :ストラテジ系
中分類:ビジネスインダストリ
小分類:民生機器
中分類:ビジネスインダストリ
小分類:民生機器
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解説
エッジAIは、エッジコンピューティングの一形態で、クラウド上のサーバで重い学習処理を行い、その成果物であるモデルを端末の位置する機器(エッジデバイス)に搭載させて軽量な推論処理を行わせるアーキテクチャです。
サーバ上で推論を行った結果を返す従来の仕組みと比べて、通信に要する時間や通信量を削減でき、また通信が不安定な場面でも動作するため、即時性の求められる処理で有効です。
サーバ上で推論を行った結果を返す従来の仕組みと比べて、通信に要する時間や通信量を削減でき、また通信が不安定な場面でも動作するため、即時性の求められる処理で有効です。
- 学習プロセス(強化学習)に該当します。
- 正しい。機械学習における「推論」は、学習済みのモデルを使って、未知のデータに対して予測や分類などを行う処理を指します。「学習」に比べて処理が軽い「推論」をエッジデバイス上で行わせるのが、エッジAIの基本構造です。
- 学習プロセス(教師あり学習)に該当します。
- 学習プロセス(教師なし学習)に該当します。
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