平成25年秋期試験問題 午前Ⅰ 問11

IPv4ネットワークで用いられる可変長サブネットマスクとして,正しいものはどれか。

  • 255.255.255.1
  • 255.255.255.32
  • 255.255.255.64
  • 255.255.255.128
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分野:テクノロジ系
中分類:ネットワーク
小分類:通信プロトコル
解説
可変長サブネットマスク(VLSM:Variable Length Subnet Masking)は、各サブネットで必要となるIPアドレス数に基づいて、サブネットごとに異なるサブネットマスクを使用する手法です。VLSMでは、一度サブネット化されているアドレスをさらに細分化することで、アドレスの使用効率を向上させます。

IPv4でのサブネットマスクは32ビットで左の上位ビットから○ビットを「1」、それ以下を「0」とすることでネットワークアドレス部とホストアドレス部を分けます。IPアドレスはネットワークアドレスの後にホストアドレスがくるため、サブネットマスクで「0」の後に再び「1」が現れることは適切ではありません。
選択肢のどのアドレスでも上位24ビットは255.255.255.*(111…11.)で同じなのですが、下位8ビットを2進表現にすると正しいものがわかります。
  • 1=00000001
    0の後に再び1が現れるので不適切です。
  • 32=00100000
    0の後に再び1が現れるので不適切です。
  • 64=01000000
    0の後に再び1が現れるので不適切です。
  • 128=10000000
    適切なサブネットマスクです
下位8ビットをサブネットマスクとして使用する場合の正しいサブネットマスクは「255.255.255.128」「255.255.255.192」「255.255.255.224」「255.255.255.240」などになります。

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