平成26年秋期試験問題 午前Ⅰ 問19
問19解説へ
工期を短縮させるために,クリティカルパス上の作業に"ファストトラッキング"技法を適用した対策はどれか。
- 時間外勤務を実施する。
- 生産性を高められる開発ツールを導入する。
- 全体の設計が完了する前に,仕様が固まっているモジュールの開発を開始する。
- 要員を追加投入する。
正解 ウ問題へ
分野 :マネジメント系
中分類:プロジェクトマネジメント
小分類:プロジェクトの時間
中分類:プロジェクトマネジメント
小分類:プロジェクトの時間
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解説
ファストトラッキング技法は、当初の計画では順番に行う予定だったアクティビティを並行して行うことによってスケジュール短縮を図る手法です。
具体例としては、全体の設計が完了する前に仕様が固まっているモジュールの開発を開始する、作業を分割して並列実施する、作業の順序を入れ替えるなどがあります。スケジュールを短縮できる一方、同時並行的に作業を実施するため手戻りや品質リスクが高まるという点に注意が必要です。
選択肢のうち、作業を並行して行うのは「ウ」だけなので、これがファストトラッキングの適用事例となります。
ファストトラッキングとは別に、スケジュール短縮を目的とした手法にクラッシングがあります。これは「ア」「イ」「エ」のように追加資源を追加することで完了までの所要時間短縮を図る手法です。
具体例としては、全体の設計が完了する前に仕様が固まっているモジュールの開発を開始する、作業を分割して並列実施する、作業の順序を入れ替えるなどがあります。スケジュールを短縮できる一方、同時並行的に作業を実施するため手戻りや品質リスクが高まるという点に注意が必要です。

ファストトラッキングとは別に、スケジュール短縮を目的とした手法にクラッシングがあります。これは「ア」「イ」「エ」のように追加資源を追加することで完了までの所要時間短縮を図る手法です。
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