分野：テクノロジ系
中分類：システム開発技術
小分類：ソフトウェア要件定義

〔仕様〕の各遷移が、状態遷移図の矢印として表現されているかどうかを確認し、追加する必要のある遷移を特定します。わかりやすいように各矢印に番号を振っておきます。

レディでStartボタンが押された場合，運転開始して低速運転に遷移する。

②で記述されています。

低速運転でUpボタンが押された場合，加速して高速運転に遷移する。

⑦で記述されています。

低速運転でDownボタンが押された場合，運転休止して一時停止に遷移する。

⑤で記述されています。

高速運転でDownボタンが押された場合，減速して低速運転に遷移する。

⑥で記述されています。

一時停止でUpボタンが押された場合，運転再開して低速運転に遷移する。

④で記述されています。

レディ以外の状態でStopボタンが押された場合，運転停止してレディに遷移する。

低速運転でStopボタンが押されたときの遷移は③、一時停止状態でStopボタンが押されたときの遷移は①で記述されていますが、高速運転でStopボタンが押されたときの遷移は記述されていません。よって、これが追加すべき遷移とわかります。

追加すべき遷移は「高速運転でStopボタンが押された場合，運転停止してレディに遷移する」なので、遷移元"高速運転"、条件部／動作部"Stop／運転停止"、遷移先"レディ"となる「エ」の組合せが適切です。