令和4年秋期試験問題 午前Ⅱ 問19
問19解説へ
クラスDのIPアドレスを使用するのはどの場合か。
- 端末数が250台程度までの比較的小規模なネットワークのホストアドレスを割り振る。
- 端末数が65,000台程度の中規模なネットワークのホストアドレスを割り振る。
- プライベートアドレスを割り振る。
- マルチキャストアドレスを割り振る。
正解 エ問題へ
分野:テクノロジ系
中分類:ネットワーク
小分類:通信プロトコル
中分類:ネットワーク
小分類:通信プロトコル
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解説
IPアドレス空間は、IPアドレスの先頭ビットによってクラスA~Eに分類されます。クラスDのIPアドレスの範囲は、先頭ビットが"1110"である 224.0.0.0~239.255.255.255 です。クラスA~Cはホストアドレスの割り振りに使われますが、クラスDのIPアドレスは、特定のグループに所属する全てのホストに同時送信を行うマルチキャスト通信用のアドレスにしか使うことができません。32ビットのうち先頭4ビットがクラスDを表す"1110"で、残りの28ビットが送信対象となるグループ番号を指定する部分として使われます。したがって正解は「エ」です。
- クラスCのIPアドレスの用途です。
- クラスBのIPアドレスの用途です。
- クラスDのアドレスは、全32ビットがネットワーク部でありホストアドレス部はありません。したがって、クラスDのIPアドレスをプライベートIPアドレスとして使うことはできません。
- 正しい。マルチキャスト通信のアドレスとして使うのがクラスDのIPアドレスの用途です。
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