令和7年春期試験問題 午前Ⅱ 問25
問25解説へ
金融庁"財務報告に係る内部統制の評価及び監査に関する実施基準(令和5年)"によれば,"記録した取引に漏れ,重複がないこと"は,組織目標を達成するためのITの統制目標のうち,どれに含まれるか。
- 可用性
- 機密性
- 準拠性
- 信頼性
正解 エ問題へ
分野 :マネジメント系
中分類:システム監査
小分類:内部統制
中分類:システム監査
小分類:内部統制
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解説
"記録した取引に漏れや重複がないこと"は、内部統制における「完全性」の特性に該当します。本実施基準によれば、「財務報告の信頼性を確保するためのITの統制は、会計上の取引記録の正当性、完全性及び正確性を確保するために実施される」と明示されており、完全性は信頼性確保のために必要な特性と位置付けられています。
したがって「エ」が適切です。
したがって「エ」が適切です。
- 可用性は、情報が必要とされるときに利用可能であることを指します。
- 機密性は、情報が正当な権限を有する者以外に利用されないように保護されていることを指します。
- 準拠性は、情報が関連する法令や会計基準、社内規則等に合致して処理されていることを指します。
- 正しい。信頼性は、情報が組織の意思・意図に沿って承認され、漏れなく正確に記録・処理されること(正当性、完全性、正確性)と定義されています。よって、完全性は信頼性に含まれます。
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