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情報処理安全確保支援士令和元年秋期 午前Ⅰ 問15
問15
虹彩認証に関する記述のうち,最も適切なものはどれか。
- 経年変化による認証精度の低下を防止するために,利用者の虹彩情報を定期的に登録し直さなければならない。
- 赤外線カメラを用いると,照度を高くするほど,目に負担を掛けることなく認証精度を向上させることができる。
- 他人受入率を顔認証と比べて低くすることが可能である。
- 本人が装置に接触したあとに残された遺留物を採取し,それを加工することによって認証データを偽造し,本人になりすますことが可能である。
- [出典]
- 応用情報技術者
令和元年秋期 問45と同題
分類
テクノロジ系 » セキュリティ » 情報セキュリティ対策
正解
ウ
解説
虹彩認証とは、眼球の特徴で本人認証を行うバイオメトリクス認証技術です。虹彩とは、眼球の黒目部分、瞳孔の外側にある円状の部分のことで、その部分のしわのパターンが個人ごとに異なることを認証に利用します。
- 虹彩は、満2歳以降は経年変化しないので虹彩情報を更新する必要はありません。
- 虹彩情報を得るためには、一般的に赤外線カメラを用いて静脈内を流れる血液中のヘモグロビンに近赤外線を照射しますが、照度を高くすると精度の高い像が得られる反面、目に負担が掛かります。
- 正しい。顔認証よりも高精度な認証が可能です。顔認証では判別が難しい一卵性双生児も判別可能です。またマスクや眼鏡の着脱も関係ありません。
- センサー部に触れずに認証できるので指紋認証のように遺留物が残ることがありません。また衛生面も優れています。