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情報処理安全確保支援士令和5年春期 午前Ⅰ 問24
問24
システム要件定義プロセスにおいて,トレーサビリティが確保されていることを説明した記述として,適切なものはどれか。
- 移行マニュアルや運用マニュアルなどの文書化が完了しており,システム上でどのように業務を実施するのかを利用者が確認できる。
- 所定の内外作基準に基づいて外製する部分が決定され,調達先が選定され,契約が締結されており,調達先を容易に変更することはできない。
- モジュールの相互依存関係が確定されており,以降の開発プロセスにおいて個別モジュールの仕様を変更することはできない。
- 利害関係者の要求の根拠と成果物の相互関係が文書化されており,開発の途中で生じる仕様変更をシステムに求められる品質に立ち返って検証できる。
- [出典]
- 応用情報技術者
令和5年春期 問64と同題
分類
ストラテジ系 » システム企画 » 要件定義
正解
エ
解説
トレーサビリティ(Traceability)は、製品やサービスのライフサイクルにおいて、現在の状態に至るまでのプロセスや変更の履歴を追跡できる能力のことです。履歴を整えておくことで、その物品に関心を持つ人が過去の履歴を追跡したり、物品に問題がある場合に購入した顧客を特定したりといったことが可能となります。
現在の開発に至るまでの過去の意思決定が過不足なく記録され、必要に応じて参照することができる「エ」が正解となります。
現在の開発に至るまでの過去の意思決定が過不足なく記録され、必要に応じて参照することができる「エ」が正解となります。