情報処理安全確保支援士令和7年秋期 午前Ⅰ 問21

問21

システム監査基準(令和5年)において,システム監査で使用される用語の説明として,適切なものはどれか。
  • 所見とは,他の標準的な監査人が監査を実施した場合であっても同じ検証結果を得られることである。
  • 正当な懐疑心とは,客観性の保持という精神的な態度を堅持できることである。
  • 正当な注意とは,監査で発見したことに基づく考えや意見のことである。
  • 独立性とは,第三者から不当な影響や圧力等を受けていない状態のことである。
  • [出典]
  • 応用情報技術者
    令和7年秋期 問58と同題

分類

マネジメント系 » システム監査 » システム監査

正解

解説

  • 所見とは、監査で発見したこと、または発見したことに基づく考えや意見を指します。本肢は"再現性"の説明です。
  • 正当な懐疑心とは、何事をも当然のこととせず疑ってみる、または確認してみる心をいいます。本肢は"精神的独立性"の説明です。
  • 正当な注意とは、監査の実施過程で監査人として当然払うべき注意をいいます。本肢は"所見"の説明です。
  • 正しい。独立性とは、第三者から不当な影響や圧力等を受けていない状態を指し、精神的独立性と外観的独立性から構成されます。
    精神的独立性
    誠実に行動し、客観性を保持という精神的な態度を堅持できること
    外観的独立性
    監査対象先から独立した立場で実施されているという外観が確保されており、第三者からみて監査人の精神的独立性が堅持されていないと判断される状況にはないこと
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