情報処理安全確保支援士令和7年秋期 午前Ⅱ 問11

問11

NIST SP 800-63-3で定義されているIdentity Proofingに該当するものはどれか。
  • システムに利用者を登録する際に,利用者本人と写真付き身分証とを照合し,確認する。
  • システムに利用者を登録する際に,利用者本人の希望する利用者IDが既に別の利用者に利用されていないかどうかを確認する。
  • 利用者がシステムにログインした際に,システムから利用者に電子メールを送信し,ログインしたことを利用者本人に確認させる。
  • 利用者がシステムにログインする際に,利用者の入力した利用者ID及びパスワードとシステムに登録されている情報とを照合し,利用者本人かどうかを確認する。

分類 :

テクノロジ系 » セキュリティ » 情報セキュリティ

正解 :

解説 :

Identity Proofingは、電子サービスの利用者登録時に、身元識別情報を検証することを指します。利用申請者が主張する実在の人物としての氏名・住所・生年月日等の身元情報を、公的な身分証(例:運転免許証やマイナンバーカード)を用いて収集し、真正性を検証するプロセスがこれに該当します。なりすましや虚偽申請を防ぐために実施されます。

したがって「ア」が正解です。
  • 正しい。本人と写真付き身分証を照合して確認する行為は、まさに身元確認に該当します。
  • アカウントの重複防止に関する記述であり、身元識別情報の検証ではありません。
  • 登録後の不正ログインの検知に関する記述です。Identity Proofingは登録時のプロセスなので誤りです。
  • 登録後の当人認証に関する記述です。Identity Proofingは登録時のプロセスなので誤りです。

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