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情報セキュリティスペシャリスト平成22年秋期 午前T 問14
問14
公開鍵暗号方式によって,暗号を使ってn人が相互に通信する場合,異なる鍵は全体で幾つ必要になるか。ここで,公開鍵,秘密鍵をそれぞれ一つと数える。
- n+1
- 2n
- n(n−1)2
- log2n
- [出典]
- 応用情報技術者
平成22年秋期 問41と同題
分類
テクノロジ系 » セキュリティ » 情報セキュリティ
正解
イ
解説
公開鍵暗号方式では、復号鍵(秘密鍵)を正規の受信者が保持し、暗号化鍵(公開鍵)を複数の送信者に向けて公開します。この方式では送信者n:受信者1であれば、秘密鍵と公開鍵が一組あれば受信者は不特定多数の送信者と暗号化通信を行うことができます。
n人が相互に暗号を使って通信する場合、秘密鍵を保持する受信者はn人ですので必要となる秘密鍵はn個です。さらにこれらの秘密鍵に対応する公開鍵がn個必要になるため、鍵の総数は「n+n=2n個」となります。
なお、共通鍵暗号方式でn人が相互に暗号化通信を行うには、n(n−1)2個(n人から2人を選ぶ組合せと同数)の鍵が必要となります。
n人が相互に暗号を使って通信する場合、秘密鍵を保持する受信者はn人ですので必要となる秘密鍵はn個です。さらにこれらの秘密鍵に対応する公開鍵がn個必要になるため、鍵の総数は「n+n=2n個」となります。
なお、共通鍵暗号方式でn人が相互に暗号化通信を行うには、n(n−1)2個(n人から2人を選ぶ組合せと同数)の鍵が必要となります。