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情報セキュリティスペシャリスト平成24年春期 午前Ⅱ 問21
問21
SQLのGRANT文による権限定義に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- PUBLIC指定によって,すべての権限を与えることができる。
- WITH GRANT OPTION指定によって,権限を付与可能にすることができる。
- ビューに対して固有の参照権限を定義できない。
- 表定義のSQL文内にGRANT文を指定することによって,権限定義ができる。
分類
テクノロジ系 » データベース » トランザクション処理
正解
イ
解説
GRANT文は、特定のユーザーに表などのデータベースオブジェクトに対する権限を付与するSQL文です。
GRANT オブジェクトの権限 ON オブジェクト名
TO { ユーザー名 | ロール名 | PUBLIC }
[ WITH GRANT OPTION ]
TO { ユーザー名 | ロール名 | PUBLIC }
[ WITH GRANT OPTION ]
- 全ての権限を付与するには、権限の名称としてALL PRIVILEGESを指定します。PUBLIC指定は、全てのユーザーにオブジェクト権限を与える指定です。
- 正しい。WITH GRANT OPTIONは、対象のユーザーに、別のユーザーに対する権限付与権を与える指定です。
- 実表だけでなくビューに対しても権限を定義することができます。
- 表定義中(CREATE TABLE文)では権限付与をすることはできません。表の定義後にGRANT文を実行する必要があります。