HOME»情報処理安全確保支援士令和3年春期»午前T 問4
情報処理安全確保支援士令和3年春期 午前T 問4
午前T 問4
キャッシュメモリへの書込み動作には,ライトスルー方式とライトバック方式がある。それぞれの特徴のうち,適切なものはどれか。
- [この問題の出題歴]
- 応用情報技術者
令和3年春期 問12と同題
分類
テクノロジ系 » コンピュータ構成要素 » メモリ
正解
イ
解説
ライトバックとライトスルーは、キャッシュメモリと主記憶の同期をとるための方式で、それぞれの特徴は次の通りです。
- ライトバック(write back)
- CPUから書込み命令が出たときにキャッシュメモリだけに書き込み、主記憶への書き込みはキャッシュメモリからデータが追い出されるときに行う方式。高速に書き込みできるがデータの整合性を保つための制御が余分に必要になる。
- ライトスルー(write through)
- CPUから書き込む命令が出たときにキャッシュメモリと同時に主記憶にも書き込む方式。データの整合性は得られるが処理速度は遅い。
- ライトバック方式の説明です。ライトスルー方式は、キャッシュメモリと主記憶の両方に同時に書き込みます。
- 正しい。ライトスルー方式ではキャッシュメモリと主記憶の間で常にデータが一致しています。
- ライトスルー方式の説明です。ライトバック方式は一旦はキャッシュにだけ書き込むのでライトスルー方式よりも高速です。
- ライトバック方式ではミスヒットによりキャッシュメモリの内容が変更される際に、その追い出されるデータを主記憶に書き戻さなければなりません。