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情報セキュリティスペシャリスト平成21年秋期 午前T 問12
午前T 問12
データベースの障害回復処理に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- [この問題の出題歴]
- 応用情報技術者
平成21年秋期 問32と同題
分類
テクノロジ系 » データベース » トランザクション処理
正解
イ
解説
- 同時更新によるデータの不整合を防ぐためには、トランザクションの排他制御を行います。
- 正しい。DBMSは、ディスクに対する入出力効率を向上させるために、トランザクションの更新をメモリ上のバッファとログファイルに記憶しておき、一定の間隔ごとにまとめてディスクに反映させるという方式をとっています。このディスクと同期を取るタイミングをチェックポイントといいます。チェックポイントまでのトランザクションはディスクに反映済みなので、媒体障害以外の障害(システム障害やトランザクション障害)のときにはチェックポイント以前にコミットしたトランザクションについて回復作業は行う必要はありません。
- 媒体障害が発生したときには、バックアップファイルを用いてバックアップ時点の状態にした後に、更新後ログを使用してコミット済トランザクションをデータベースに適用するロールフォワードを行います。
- トランザクション障害が発生したときには、更新前ログを使用してデータベースをトランザクション以前の状態に戻すロールバックを行います。