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情報処理安全確保支援士平成30年春期 午前Ⅰ 問5
問5
4種類の装置で構成される次のシステムの稼働率は,およそ幾らか。ここで,アプリケーションサーバとデータベースサーバの稼働率は0.8であり,それぞれのサーバのどちらかが稼働していればシステムとして稼働する。また,負荷分散装置と磁気ディスク装置は,故障しないものとする。
- 0.64
- 0.77
- 0.92
- 0.96
- [出典]
- 応用情報技術者
平成30年春期 問16と同題
分類
テクノロジ系 » システム構成要素 » システムの評価指標
正解
ウ
解説
4種類の装置のうち、負荷分散装置と磁気ディスク装置は故障しないので、システム全体の稼働率はアプリケーションサーバ(以下、APサーバ)とデータベースサーバ(以下、DBサーバ)の部分だけによって決まります。そしてAPサーバとDBサーバは、2台のうちどちらかが稼働していればよいため、下図のように2台が並列に接続されているものと見なせます。装置単体の稼働率がRのとき、2台が並列に接続されている場合の全体としての稼働率は「1-(1-R)2」、直列の場合は「R2」で求められます。この公式を使って、まずは並列で接続されている部分の稼働率を計算します。
1-(1-0.8)2
=1-0.04=0.96
APサーバ群、DBサーバ群の稼働率はともに0.96とわかります。そして稼働率0.96のサーバ群同士が直列で接続されているので、システム全体としての稼働率は、
0.96×0.96=0.9216≒0.92
したがって「ウ」が正解です。
1-(1-0.8)2
=1-0.04=0.96
APサーバ群、DBサーバ群の稼働率はともに0.96とわかります。そして稼働率0.96のサーバ群同士が直列で接続されているので、システム全体としての稼働率は、
0.96×0.96=0.9216≒0.92
したがって「ウ」が正解です。