情報処理安全確保支援士(情報セキュリティスペシャリスト) 試験情報＆徹底解説

コリジョンとは、同一の伝送路上で別々の端末から発信された信号同士が衝突する現象です。コリジョンの伝搬が発生する範囲は「コリジョンドメイン」と呼ばれ、物理層で動作するリピータやハブを介して接続されたネットワークがその範囲となります。

ブロードキャストフレームは、あるネットワークに属するすべてのノードに対してデータを同報通信するためフレームです。ブロードキャストフレームが届く範囲は「ブロードキャストドメイン」と呼ばれ、リピータやハブ、データリンク層のブリッジで構成されたネットワークがその範囲となります。コリジョンは「ハブで構成された範囲」まで、ブロードキャストフレームは「ブリッジで構成される範囲」までしか届かないので、どちらもルータで隔てられた別のネットワークセグメントまでは届きません。したがって正しい組合せは「ア」です。