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情報処理安全確保支援士平成30年秋期 午前Ⅰ 問5
問5
メモリの誤り制御方式で,2ビットの誤り検出機能と,1ビットの誤り訂正機能をもたせるのに用いられるものはどれか。
- 奇数パリティ
- 水平パリティ
- チェックサム
- ハミング符号
- [出典]
- 応用情報技術者
平成30年秋期 問9と同題
分類
テクノロジ系 » コンピュータ構成要素 » メモリ
正解
エ
解説
ハミング符号は、情報ビットに検査ビットを付加することで最大2ビットの誤りを検出し、1ビットの誤りを訂正できる手法です。ECCメモリ(Error Check and Correct memory)やRAID2の誤り訂正符号、データ通信などで広く利用されています。エラーの検出にXOR演算を使うことが特徴です。
- 奇数パリティは、データを構成するビット全体の中でビット"1"の数が奇数になるようにパリティビットを付加する方式です。1ビットの誤りを検出することができます。
- 水平パリティは、データの水平方向を対象としてパリティビットを付加する方式です。垂直方向と組み合わせた垂直水平パリティチェックでは1ビットの誤り位置を特定し訂正できますが、水平パリティだけでは1ビットの誤り検出しかできません。
- チェックサムは、データの合計値を検査用に付加し、誤りが発生しているかを検査する方式です。
- 正しい。ハミング符号は、情報ビットに検査ビットを付加することで2ビットまでの誤りを検出し、1ビットの誤りを自動訂正することができる方式です。