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情報処理安全確保支援士平成30年秋期 午前Ⅰ 問6
問6
ページング方式の仮想記憶において,あるプログラムを実行したとき,1回のページフォールトの平均処理時間は30ミリ秒であった。ページフォールト発生時の処理時間が次の条件であったとすると,ページアウトを伴わないページインだけの処理の割合は幾らか。
〔ページフォールト発生時の処理時間〕
〔ページフォールト発生時の処理時間〕
- ページアウトを伴わない場合,ページインの処理時間は20ミリ秒である。
- ページアウトを伴う場合,置換えページの選択,ページアウト,ページインの合計処理時間計60ミリ秒である。
- 0.25
- 0.33
- 0.67
- 0.75
- [出典]
- 応用情報技術者
平成30年秋期 問18と同題
分類
テクノロジ系 » ソフトウェア » オペレーティングシステム
正解
エ
解説
ページインだけの処理の割合を"P"とすると、ページアウトを伴う処理の割合は"1-P"で表すことができます。
ページフォールト処理の平均時間は、"ページインだけの処理時間"と"ページアウトを伴う処理時間"を発生割合で加重平均したものとなるため、
20[ミリ秒]×P+60[ミリ秒]×(1-P)=30[ミリ秒]
という等式が成り立ちます。この式を解いてPを求めることができます。
20×P+60×(1-P)=30
20P+60-60P=30
-40P=-30
P=0.75
以上より、ページインだけの処理の割合(P)は0.75となります。
ページフォールト処理の平均時間は、"ページインだけの処理時間"と"ページアウトを伴う処理時間"を発生割合で加重平均したものとなるため、
20[ミリ秒]×P+60[ミリ秒]×(1-P)=30[ミリ秒]
という等式が成り立ちます。この式を解いてPを求めることができます。
20×P+60×(1-P)=30
20P+60-60P=30
-40P=-30
P=0.75
以上より、ページインだけの処理の割合(P)は0.75となります。