HOME»情報処理安全確保支援士平成30年春期»午前U 問18
情報処理安全確保支援士平成30年春期 午前U 問18
問18
IPv4において,IPパケットで送られているデータが,ICMPメッセージであることを識別できるヘッダ情報はどれか。
- IPヘッダのプロトコル番号
- MACヘッダのイーサタイプ値
- TCPヘッダのコントロールフラグ
- UDPヘッダの宛先ポート番号
分類
テクノロジ系 » ネットワーク » 通信プロトコル
正解
ア
解説
ICMP(Internet Control Message Protocol)は、インターネットプロトコル(IP)の通信制御を補完するプロトコルで、データ配送中のエラー通知や送達エラーを通知する機能を提供します。
ICMPを含むフレームの構成は以下のようになっています。
ICMPを含むフレームの構成は以下のようになっています。

- 正しい。IPヘッダのプロトコル番号は、IPヘッダの次のプロトコルが何であるかを示す8ビットのフィールドです。ICMPは1、TCPは6、ESPは50というようにプロトコルごとに値が定められています。
- MACヘッダのイーサタイプ値は、イーサネットの上位層のプロトコルが何であるかを示す16ビットのフィールドです。IPv4は0800、ARPは0806(共に16進数表記)というようにプロトコルごとに値が定められています。
- TCPヘッダのコントロールフラグは、SYN、ACK、FINなどの制御フラグを指定するためのフィールドです。
- UDPヘッダの宛先ポート番号は、データの送信先となるアプリケーションを識別するためのフィールドです。